等距離分割
2線の間、または線と読取点の間を線で分割したり、2円の間、または円と読取点の間を円で分割する。
- [分割]コマンドを選択する。
- コントロールバー[等距離分割]を左クリック(L)して選択する。
- コントロールバー[分割]入力ボックスに分割数を入力する。
- 正の分割数に小数点以下の数値を入力すると、実数による分割になる。
最後の分割部分のみが他の分割距離に小数点以下の数値を乗じた距離になる。 - 負の分割数に小数点以下の数値を入力すると、比例分割になる。
始めの分割距離に分割数の小数点以下の数値を乗じた値が最後の分割距離になり、中間の分割距離は始めの分割距離から最後の分割距離まで順に比例した距離になる。
- 正の分割数に小数点以下の数値を入力すると、実数による分割になる。
- 分割する線・円を左クリック(L)で指示するか、分割の始点(読取点)を右クリック(R)で指示する。
- 分割する線・円(B)または分割終点(読取点)を指示する。
- ここで指示できる線・円(B)または分割終点(読取点)は、4での指示方法により、次のようになる。
- 4で線(A)を指示した場合、線【B】を左クリック(L)で指示するか、または、分割終点を右クリック(R)で指示すると、分割線が作図される。
- 4で円(A)を指示した場合、円【B】を左クリック(L)で指示するか、または、分割終点を右クリック(R)で指示すると、2円の中心間隔または円中心と点の間隔を分割した円が作図される。
この時、作図される円の半径と円弧の角度は分割距離に比例して変化する。
指示した2円が同心円の場合は、半径の差を分割した円が作図される。 - 4で分割始点を指示した場合、線・円(B)を左クリック(L)で指示すると、分割線または分割円が作図される。
分割終点を右クリック(R)で指示すると、次項の2点間分割になる。
2点間分割
2点間を実点または仮点で分割する。
- [分割]コマンドを選択する。
- コントロールバー[等距離分割]を左クリック(L)して選択する。
- コントロールバー[分割]入力ボックスに分割数を入力する。
- 正の分割数に小数点以下の数値を入力すると実数による分割になる。
最後の分割部分のみが他の分割距離に小数点以下の数値を乗じた距離になる。 - 負の分割数に小数点以下の数値を入力すると比例分割になる。
始めの分割距離に分割数の小数点以下の数値を乗じた値が最後の分割距離になり、中間の分割距離は始めの分割距離から最後の分割距離まで順に比例した距離になる。
- 正の分割数に小数点以下の数値を入力すると実数による分割になる。
- 分割始点(読取点)を右クリック(R)で指示する。
- 分割終点(読取点)を指示する。
- 分割位置を指示する。ここでの指示では、次のようになる。
- 線または円(楕円)を左クリック(L)で指示すると、その線上または円周上(楕円上)の距離を分割した位置に実点(仮点)が作図される。
- 作図ウィンドウ内の任意な位置で右クリック(R)すると、2点間分割になり、分割始点と分割終点の間を分割した位置に実点(仮点)が作図される。
- 分割指示点が線上または円周上にない場合は、指示点に対する線上または円周上の鉛直位置が分割の始点または終点になる。
- 仮点で分割する場合はコントロールバー[仮点]にチェックを入れる。
割付け
2線間・2円間・2点間などを、指定した距離で分割(割付け)する。
- [分割]コマンドを選択する。
- コントロールバー[等距離分割]を左クリック(L)して選択する。
- コントロールバー[割付]にチェックを入れる。コントロールバーの表示が切替わる。
- コントロールバー[距離]に割付距離を入力する。
- 分割する線・円(A)を左クリック(L)、または分割始点(読取点)を右クリック(R)で指示する。
- 分割する線・円【B】または分割終点(読取点)を指示する。
線・円(A)または分割始点(読取点)から順に設定した距離で割付け最後の割付距離が余りになる。
ここでの指示では次のようになる。- 平行2線または線と読取点を指示した場合は、線と線または線と点の間隔を指定した距離で割付けた線が作図される。
- 平行でない2線を指示した場合は、大きい端点間を指定した距離で割付けた線が作図される。
- 2円または円と読取点を指示した場合は、2円の中心間隔または円中心と点の間隔を指定した距離で割付けた円が作図される。
この時作図される円の半径と円弧の角度は、割付け距離に比例して変化する。
2円が同心円の場合は半径の差を割付ける。 - コントロールバー[振分]にチェックを入れると、割付け距離の余りを両側の距離が同じになるように振分けて割付けられる。
- コントロールバー[割付距離以下]にチェックを入れると、指定した割付距離以下の等間隔で割付が行われる。
- 2点を指定した場合は、割付け位置を指示する。
ここでの指示では、次のようになる。- 線上の距離を割付ける場合は左クリック(L)で線を指示し、円周(楕円)上の距離を割付ける場合は左クリック(L)で円を指示する。
- 2点間の距離を割付ける場合は作図ウィンドウ内で右クリック(R)を行う。
2線間の逆分割・線長割合分割・馬目地分割
[割付]以外の等距離分割で分割する線(A)を指示すると、コントロールバーに[逆分割][線長割合分割][馬目地分割]ボタンが追加表示される。
2線間の逆分割・線長割合分割・馬目地分割が指定されていると、次の操作は線【B】の指示のみが有効で、分割終点の指示はできない。
線長割合分割
[分割]コマンドで線(A)の指示後に、コントロールバー[線長割合分割]を左クリック(L)し分割する線【B】を指示すると、線(A)と線【B】の長さの割合で分割される。
この[線長割合分割]を行うと、コントロールバー[分割]入力ボックスの数値に割合分割の比率が小数点以下の数値で追加され-値になる。
馬目地分割
- [分割]コマンドで、線(A)の指示後にコントロールバー[馬目地分割]を左クリック(L)し、表示される「数値入力(計算不可)」ダイアログの [馬目地の縦分割数(2~2000)]入力ボックスに入力する。
- 続けて、分割する線【B】を指示すると、2線間を馬目地の形に分割する。
分割線は、線(A)と線【B】の長さと離れの比率で比例分割される。- 馬目地分割で逆分割を指定すると馬目地の分割の始線の線の位置が1目地分だけずれて分割される。
- 馬目地分割では、分割数と縦分割数の小数点以下の数値は無視される。
- [分割数]×[馬目地 縦分割数]が100000を超える場合は計算できない。
- 2線の交点が2線のいずれかの線上にある場合(交差する2線を含む)は馬目地分割できない。
- 馬目地分割は2.5Dでの計算方法とは異なるので、2.5Dにより表示した目地とは一致しない。
等角度分割
2線の場合は交差角度を分割した線が作図され、円(楕円)の場合は中心から2点までの角度を分割した円周上(楕円上)の位置に実点(仮点)が作図される。
- [分割]コマンドを選択する。
- コントロールバー[等角度分割]を左クリック(L)して選択する。
- 以降の操作は、前項参照。
- 「平行でない線の2線間分割」と「楕円上の2点間分割」以外は等距離分割と同じ結果になる。
- 2点間の楕円上の等角度分割は、中心からの2点の角度を分割した楕円上の位置に実点(仮点)が作図される。
連続点分割
連続した点を指定し、その点間を指定した距離で分割(割付け)する。
- [分割]コマンドを選択する。
- 連続点分割の始点(読取点)を右ダブルクリック(RR)する。
[Shift]キーを押しながら右クリック(R)で連続線を指示すると、その連続線の端点が連続点なる。
(選択される連続線は指示した線と同じレイヤ・線種になる。)
(連続点の始点は指示した位置に近い方の連続線の端点になる。) - 連続点分割の次点を指示する。続けて指定する連続点分割の次点を指示する。
- 連続点分割の終点として指示した点と同一点を再度指示すると連続点分割が実行される。
(3.の次点を指示のとき[Shift]キーを押しながらクリックすると連続点分割が実行される。)
- 連続点分割は指定されている[等距離分割](等角度分割)または[割付け]により実行される。
- [□両端に点]にチェックが入っていると、連続点分割の始点と終点に実点(仮点)が作図される。